これを、スタンダードにしたい
農薬を使わず、化学肥料も有機肥料も使わない。
ひなたさんの野菜づくりは、時間と根気をかけて整えられた大地との、丁寧な協働作業から始まります。
一見すると雑草のように見える草たちも、実は畑の大切な仲間。
違う種類の野菜を近くに植えることで、
害虫を遠ざける工夫も、自然の力を借りながら行っています。
そんな工夫の積み重ねの中で、今日もひなたさんの畑では、
野菜たちが自然のリズムのまま、ゆっくりと、力強く育っています。
同じ形や大きさの野菜をそろえることはなかなか難しい。
けれど、香りと味は、驚くほど豊か。
ひなたさんの野菜を口にすると、その楽しさとおいしさに、心がほどけていくようです。
「人にとって本当に必要なのは、安全で、栄養があって、おいしいこと。
そういう野菜を届けて、みんなが当たり前にそれを食べて暮らせるようにしたい。
これを、スタンダードにしたい。」
——そう、ひなたさんは話してくれました。
自然と人との間にある、静かな対話。
それを野菜というかたちで届けてくれる、ひなた農園さんです。